雪村活人事務所

哲学者が人生を楽しむ方法を探求するブログ☆

活人とは何か?~活人道:利己と利他の調和~

 私が掲げる造語であり、ブログ名『雪村活人事務所』にも使っている「活人」ですが、こちらの意味を今回は、解説したいと思います。

 「活人とは何か?」これを明確化することは、私の哲学のコア(中核)を明確化することでもあります。

 「活人とは何か?」に確り答える為には、まず、人が活きること・人を活かすことを「活人」と定義する。そして次に、人が「活きる」こと・人を「活かす」こととは何かを定義する必要がある。

 

  「なぜ人は生きるのか?」・「生きる意味とは何か?」誰しもが一度は考えるような問いであろう。この問いに対する結論として、「生きる意味など存在しない」と考えている。なぜなら、「意味」というものは、人が勝手に作るものだからだ。

 例えば、我々が普段使っている「お金」も「意味」を付けているだけで、ただの紙ぺら・金属の塊にすぎない。本来は「何もない」ものに「意味」を付けているだけなのであり、その「意味」がまるで本物であるかのように人間が「錯覚」しているにすぎない。

 このように私は、「生きる意味などない」と考えているのだが、同時に「人は活きる為に生きている」とも考えている。「生きる意味」と言うものは相対的なもので人によってその答えは様々な精神的な産物である。だが、人はたとえそれが錯覚であると分かっていても「生きる意味」を見出そうとするものである。そして、その生きる意味はその人を「輝かせるもの」(活かすもの)であろう。すなわち、私は、生きる意味の本質とは「活きる」(輝く)ことにあると考えているのだ。

 そして「活きる」とは、「人が活きること・人が輝くこと」である。例えば、好きなことに一生懸命な人、夢や目標に向かってひた向きに努力する人、平凡でも小さな幸せを守る人、そんな人達は輝いて見える。私が定義する「活きる」とは人が活き活きと輝くということだ。そして各々に各々の「活き方」がある。

 要するに、「人が活きる」こととは、その人が輝けること、その人が生きる意味を感じられるようなことであると言える。すなわち、各人の「自己愛」(利己性)に基づいた「輝き」、それが「人が活きる」ということである。

 そして、「人を活かす」こととは、人を目的として扱い、人が活きられる(輝けるよう)にサポート・マネジメントすることである。すなわち、「人を活かす」ことは、人が活きられるように助けることであり、「利他性」をコア(中核)に持っている。

 このように、「活きる」ことと「活かす」ことの関係は、「利己性」と「利他性」の関係である。

 「利己性」と「利他性」は、相反するものだが、両方とも各人の精神にも社会のあり方にも必須の要素である。

 私が言う「活人」とは、己を活かすことと他を活かすことをバランスよく実践すべきというシンプルな意味を伝える為の言葉ある。

 「活人」とは、個人レベルでも社会レベルでも人間が作り出したシステム(制度)レベルでも必要なことである。

 現代、国家にとって最重要な指標とされるのはGDPであり、会社にとって最重要なのは利益を上げることである。これが資本主義の常識である。

 そんな「資本主義」という価値観に「活人」(人を活かす)という観点はあるだろうか?

 私が提唱する「活人」という概念は、GDPなどで計測する経済的豊かさとは、性質の全く違う概念である。それは人の精神的な感性に由来するものであり、抽象的で曖昧な概念である。だが、それは人間と言う「理性」と「感性」を併せ持つ存在には必須な概念ではなかろうか。

 人が活きること・人を活かすこと、それが本当に大切なことのように思える。

 「人が活きる(輝く)」ことは、各人によって違う。それは各人によって意思と欲求は違うからだ。そして、最適な社会や価値観というものは、各人の自由意思を尊重しながらも公共善(公共の福祉)を両立することのできるようなものであると言える。

 

 私が言う「活人」とは、実践を勧める言葉・概念である。

 各人に「活きること(輝くこと)は何か?」と問いかけ、考え、活きる為の実践をしてもらいたい。また、価値観や社会のあり方・制度(システム)に対して、それは「人を活かすのか?」ということを問いかけ、考え、活かす為の実践をしてもらいたい。

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